不採用サインは存在する？
転職活動に限らず、面接を受けた後は採用か不採用か、連絡が来るまでソワソワとしてしまうことでしょう。
しかし、何度か面接を繰り返していると
「あれって不採用のサインだったのでは？」
「面接官のあの様子は不採用だろうな…」
などと感じたり、勘のようなものが働いたりすることがあります。
採用か不採用かが「これで決まった」とは言い難い点もありますが、不採用のサインを知りたい方に向け、面接官が面接中に出している不採用パターンになりがちなサインについてご紹介していきます。
ただし、くれぐれも面接中に不採用サインについてばかり考えすぎないようにしましょう。
面接官の気になる言動
求職者の方が面接を受けた際に「もしかして不採用？」と思ったきっかけとなったのは、面接官が以下のような気になる言動をとった場合のようです。
実際に面接後に不採用の連絡があったという求職者の方もいるため、不採用となる可能性が高いのかもしれません。
ピックアップした面接官の気になる言動をご紹介しましょう。
面接時間が予定より短い
面接が事前に聞いていた時間よりもだいぶ短かった場合、
「興味を持ってもらえなかった」
「時間の無駄だと思われた」
「早々に不採用だと判断されたのかも」
などと感じるかもしれません。
あくまで面接の時間は予定であり、長引くよりは短めに終了するように設定している場合もあります。
また、求職者の履歴書や職務経歴書などは事前に目を通しているものなので、あえて聞かなくても大丈夫と判断されている場合もあります。
面接時間の短さよりは面接の内容から判断した方が良いでしょう。
面接官が雑談ばかり
面接の緊張をほぐすために面接前に雑談を行う場合がありますが、自己アピールや志望動機なども聞かれないままに雑談だけで済んでしまったり、面接官同士で雑談が始まってしまったりすると求職者としては違和感を抱くことでしょう。
面接時に大事なことが聞かれない場合、すでに採用者が決まっていて、もう面接の必要がないのかもしれません。
面接官が面接に対して真剣に向き合っていない点からしても、不採用の確率が高いと考えられます。
興味がない、そっけない態度
求職者の回答に対して面接官が素っ気ない態度をとったり、薄い反応を示したりした場合、不合格サインではないか、と感じる求職者は多くいます。
面接官の興味がなさそうな態度は、求職者にとってもやる気を失わせたり、意欲を低下させたりする原因にもなります。
圧迫面接などが多用された時代にはこのような態度の面接官も少なくありませんでしたが、昨今ではナンセンスです。
わざとそのような態度をとっていると思うよりは、求職者に対する興味がないのだと感じる方が自然でしょう。
面接官を怒らせた
面接中に面接官から怒られるようなことがあれば、不採用になる確率はかなり高いと言えます。
例えば
・面接時間に遅れても連絡や謝罪がなかった
・企業名を間違えていた
・求職者の態度が悪い
・求職者の受け答えが的を得ていない
など、面接を受ける社会人として問題行動があれば、面接官としては採用したいという意欲が失せることでしょう。
このような場合はそもそも怒られるようなことをしてしまった求職者に問題があるのですから、不採用サインか否かよりも、面接時のマナーや社会人としての言動を見直す機会かもしれません。
面接後の予定が曖昧
求職者が面接の結果連絡や、面接後の予定について質問した際に面接官が曖昧な答えをした場合は不採用サインを疑っても良いかもしれません。
求職者が採用候補に挙がった場合は、求職者のその後のスケジュールを押さえたいわけですから、具体的な日程を暗に示すケースが多いです。
しかし不採用の可能性がある場合は、求職者にその後のスケジュールを空けておいてもらう必要がないため、面接後の予定や連絡についても曖昧に濁されるケースが多いのです。
逆質問を促してもらえなかった
「逆質問」は面接の定番ですが、その機会が与えられない場合も不採用のサインが疑われます。
また、逆質問を促されても面接官の返答が素っ気ないものであった場合も不採用の可能性が高まります。
厳しい言い方をすれば、「採用候補から外れた求職者の質問に答える必要はない」という受け取り方もできるのです。
不採用サインは絶対ではない！
面接時の不採用サインについてお伝えしましたが、このサインはあくまでも面接を受けた求職者の印象や手ごたえがもとになっている部分があり、「絶対ではない」ということを覚えておいてください。
仮に面接中に「不採用サイン」と感じるような言動が面接官からあったとしても面接を諦めず、最後までモチベーションを保って面接に臨みましょう。