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公務員が心機一転、転職活動!そのメリットとデメリットとは?

公務員が転職するとは?

公務員へ転職したいと、公務員試験を受ける方もいらっしゃいますが、こちらのページでご紹介したいのは「公務員から転職したい」方向けのお話です。

「安定した公務員から転職するなんてもったいない!」

という声も出そうですが、実は

「公務員としての働き方が合わない」
「想像していた内容と違う」

などという理由から、公務員を辞めて転職活動を始めた、実際に転職したという方は多いのです。
そこで公務員が転職を考える理由、公務員が転職活動をすることのメリット・デメリットなどをご紹介していきます。

公務員が転職を考える理由

公務員になろうと思っても、簡単になれるものではありません。
しかし、「それでも転職したい!」と思ってしまう理由はどのようなものでしょうか?
公務員が転職する理由は大きく分けて3つ挙げられます。

人間関係

公務員の職場は比較的小規模な場合が多く、同じ部署内での人間関係が色濃く、強くなります。
それは職場内での仲間意識にも表れ、人間関係が良好であれば仕事もしやすいでしょうが、相性の悪い上司や先輩、同僚がいればその居心地の悪さは仕事へも影響を及ぼしてくることでしょう。
小規模な職場では相談できないケースもありますし、公務員という職業柄、中途採用もあまりないため、新しい人間が入ってくることも期待できないでしょう。
このような閉鎖的な空間での人間関係に精神的に疲れてしまい、転職をしたいと考える方も多いようです。

保守的な環境

公務員はまだまだ年功序列の風土が残っている自治体も多く、若手層の公務員の中には、勤続年数で給与や役職が決まる保守的な環境に馴染めずに転職を考える方も多いです。

年功序列を廃止する傾向になりつつあるものの、公務員という職業柄、大きな改革はそれほど期待できません。
古くから続く保守的な環境を変えることは至難であり、このような面からも将来を見据えた場合に不満をもって転職を考える方もいるのでしょう。

仕事内容がきつい

「公務員」といっても、自治体や職種、労働状況によっても環境はかなり異なります。
規則正しい職場環境、労働基準を守った労働環境をイメージする人も多いでしょうが、仕事によっては残業が当たり前の環境になってしまったり、休日出勤をしたり、慣習や前例に則らなくてはならない仕事も多く、ハードな環境に置かれるケースもあります。

また、地方自治体の公務員に多いケースですが、市役所の窓口などで対応をしなければならない職種の場合、市民への対応にストレスを抱えてしまうケースも。
異なる職種、環境であっても、仕事内容のきつさに転職を考える方も少なくありません。

公務員から転職活動をすることのメリット・デメリット

実際に転職活動を開始する前に、公務員から転職することのメリットとデメリットを確認してみましょう。

メリット

まずは公務員から転職するメリットです。

仕事のやりがいに出会えるチャンス

公務員でも配属先や異動の希望などを出せるケースもありますが、やりたい仕事に就けても前例や慣例を重視する職場では新しいことを始めるのは容易ではないでしょう。
民間企業の方が年齢に関係なく、自分自身に裁量権を任せてもらえる仕事に携わるチャンスに恵まれやすく、仕事へのやりがいも感じやすくなるでしょう。

キャリアアップ&年収アップ

実力主義・成果主義である民間企業に転職することで、年齢に関係なくキャリアアップや年収アップも可能となります。
働き方次第では、公務員より収入を上げることもできるでしょう。

将来への未知なる可能性を得られる

公務員の最大の魅力は「安定していること」です。
公務員として就職した場合、安定的に稼ぐことができる環境が約束され、生涯賃金の計算もできるため、自分のライフプランも想像しやすくなります。
しかし、これはあくまでレールの上の生活です。

自分の人生を自分のやりたいようにしてみたい!
若いうちにいろいろチャレンジしてみたい!

そのような考えを持つ方は、決められたレールから飛び出してみることで、「自由」という名の可能性が得られることでしょう。

デメリット

次に、公務員から転職するデメリットです。

雇用が安定しない

公務員を辞めるということは、一生ものの安定を棒に振ることにつながります。
民間企業は景気や業績による倒産やリストラの可能性もあり、終身雇用は約束されません。

家族からの反対

公務員からの転職は、家族からの猛反対を受けることがあります。
安定が約束されているからこその家族プランや、人生設計、独身の方であれば結婚などの予定も含まれるでしょう。
「公務員」だからこその安心感や安定を本人以上に家族や周囲の方が望んでいるケースもあります。

社会的信用が下がる可能性

公務員は社会からの信用度が高いため、辞めてしまうことで社会的信用が下がってしまう可能性も否めません。
実際、ローンの審査などは、民間企業や自営業の方よりも公務員の方のほうが通りやすいのです。

公務員が転職するために

公務員から転職する際には「転職したい理由」を明確にし、転職後に後悔しないように転職の条件に優先順位をつけましょう。
公務員だからこそ社会的に恵まれた部分もあったはずです。
それを投げ打ってでも転職したいというブレない意志があるのならば、転職活動を乗り越えられることでしょう。