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ホワイト企業に転職希望!ブラック企業に引っかからないためのポイント

ホワイト企業とはどんな企業?

企業選びの際、「ホワイト企業か、ブラック企業か」に着目して応募先を検討している転職活動者の方は少なくありません。
むしろブラック企業に入社してしまうことがないように、慎重に企業を見極めている転職者の方が多いです。

そもそも「ホワイト企業」という言葉は、「給与が低い」、「残業が多い」などの法令違反を犯している企業を指す「ブラック企業」の対義語として生まれました。
つまり「ホワイト企業」とは、待遇や福利厚生面が充実しており、従業員が働きやすい環境を整えている企業のことを指しています。

しかし、転職活動者が求人に応募する際には、企業の様子や雰囲気を知ることができず、その企業の本質をつかむことは難しい状態です。

では、ホワイト企業かどうかを見分けるには、どのような点に着目すれば良いのでしょうか。
以下に、ホワイト企業の特徴や見分け方のポイントについてご紹介していきましょう。

ホワイト企業の特徴

ホワイト企業とされる企業には、共通した特徴がいくつかあります。
代表的な特徴をピックアップし、見極めのポイントもご紹介しましょう。

残業が少ない

ホワイト企業は一般的に残業が少ない、または残業がないとされ、従業員が定時に帰りやすい職場環境ができています。
従業員は仕事と私生活の両立を叶えやすく、プライベートが充実することで仕事へのやる気にもつながることでしょう。
なお、残業が少ないとされる基準は、一般的には月20時間以下といわれています。

給与が高い

ホワイト企業は給与が高めに設定されているケースが多いです。
「給与が高い」ということは、企業が安定した業績を上げており、その利益が社員にしっかり還元されているとことの証明にもなるでしょう。

また、高い基本給を設定できるのは、倒産のリスクが低いことにもつながります。
倒産や失業などの心配がないため、従業員も安心して働ける企業であることの裏付けにもなるでしょう。

福利厚生が手厚い

福利厚生が手厚く、充実していることもホワイト企業の特徴です。
福利厚生には「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」があります。

◇法定福利厚生
・健康保険
・介護保険
・厚生年金
・雇用保険
・労災保険

◇法定外福利厚生
・住宅手当
・通勤手当
・育児手当
・資格取得費
・健康診断補助
・社員食堂の利用

福利厚生が充実している企業の場合、基本給が他の企業よりも安く感じることがあっても、各種手当を合計したら収入が他の企業を上回るというケースもあります。
各種手当などによって会社が従業員の生活もサポートしてくれるため、本来なら自分で出さなくてはならない支出を減らすことができるのです。

ホワイト企業を見極めたいのであれば、給料の額面だけではなく、トータルの支給額で考えてみると良いでしょう。
特に法定外福利厚生は企業によって内容が異なるため、細かく確認してみると見えなかったメリットを見つけることができます。

離職率が低い(定着率が高い)

ホワイト企業は従業員にとって働きやすい環境が整えられているため、離職率が低い傾向にあります。
離職率が低いということで「採用枠が少ない」と捉えられがちですが、事業拡大による従業員の増員というケースもあります。
平均勤続年数の長さや離職率の低さは、ホワイト企業を見極める目安になるため、必ず確認しましょう。

有給休暇取得率が高い

有給休暇取得率が高いことも、ホワイト企業の特徴の一つです。
従業員にとって有給休暇は法律で認められた権利であり、企業の規模を問わずに取得することが可能な休暇です。
しかし、企業にとって有給休暇は従業員が労働をしなくても報酬を払わなければならない休暇であるため、業績・利益に余裕がない企業では、
「有給取ってほしくない」
「有給を取らせるな」
という空気がいまだに残っています。

有給休暇取得率の高さは、従業員が有給休暇を取りやすい環境か、安定した業績の企業か否かの証明にもなるでしょう。

女性が活躍しやすい

女性が活躍できる社会がうたわれている中で、女性従業員が働きやすい職場であるということもホワイト企業には欠かせません。
ホワイト企業の場合、女性のライフステージに対するサポートも手厚く、結婚や出産、子育て中の女性に対しても理解があるため、女性にとって働きやすい職場であるといえます。
産休制度や育休制度を整えることで、働き続けたいと考える女性の活躍を後押しすることにもつながります。
実際にホワイト企業では女性役員や女性管理職が多く、女性社員の割合も高い傾向があります。

「ホワイト」マークを確認しよう!

「ホワイトマーク」は、厚生労働省が認めた優良企業におくられる証です。
労働安全衛生関連の法律違反がないかなど、さまざまな基準を満たす必要があるため、認定を受けるにはとても厳しい基準をクリアしなくてはなりません。
ホワイトマークは、企業のホームページなどで確認することが出来るので、ホワイト企業の見極めにもなるでしょう。

転職の目的を見失わないこと

ホワイト企業の特徴や見分け方をご紹介しましたが、「ホワイト企業への入社」が転職の目的となってしまうと、転職活動の本質から離れてしまうかもしれません。
転職活動の目的が働く環境の改善であれば、「ホワイト企業」であることは必然かもしれませんが、仕事のやりがいやスキルアップ、キャリアアップを後回しにしては入社後の仕事への満足度も変わってしまうことでしょう。

ぜひ、自身が仕事に求めるもの、将来的なビジョンやライフプランも考え、そのうえで応募したい企業がホワイト企業であるかどうかを見定めてはいかがでしょうか。