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転職活動の最終面接は油断大敵!「ほぼ合格」は信じてはいけない!

転職活動の最終面接は油断大敵!

転職活動が最終面接まで進めば、内定まであと少し。
自ずと「ここまでくれば、ほぼ合格同然!」と安心している方も多いかもしれません。

しかし、油断は大敵です。
最終面接ほど大どんでん返しが起きるケースはなく、面接官が合格サインを出しても経営者がNOと言えば内定にはならないのです。

ここでは最終面接で起きうるさまざまなケースをご紹介しながら、「最終面接合格」に向けた対策について考えていきましょう。

最終面接=ほぼ合格なのか?

最終面接にまでこぎつけたら、転職活動のゴールもすぐそこです。
「これで転職活動を終えられる」
「ここまでくれば内定だ!」
と緊張感から解放され、安心して最終面接を受ける心づもりの方もいらっしゃることでしょう。

これは「最終面接は役員との顔合わせの場でほぼ合格、内定が規定ラインだから」といわれていた新卒採用時の余波か、最終面接の流れでそのまま内定が言い渡されたなどのパターンを経験した、耳にしてきた方々の声に他なりません。

確かに最終面接では経営者や役員が面接の場にいるケースもあり、その場で合格を意味する声がかけられたという方もいます。
しかし、「最終面接=ほぼ合格」と安心できるほど最終面接の合格率は高いものではないのです。
また、最終面接に合格しても内定が出ないというケースもあるのです。
つまり、「最終面接=ほぼ合格」という考えには注意が必要です。

最終面接の合格率とは?

最終面接の合格率は企業規模や状況によって異なるものの、だいたい50%程度と言われています。
つまり、応募者の2人に1人は落ちる確率があるわけで、決して安心して受けられる面接ではないのです。
もちろん、「これで合格だ」とリラックスして臨めるのであれば、それに越したことはないのですが、気を抜いてしまうことがないように最終面接の対策を行うことが、最終面接合格へと結びつくことでしょう。

最終面接合格への対策とは?

最終面接の形式として、2つのパターンが挙げられます。
以下に2つパターンについて解説しますので、パターンに応じた対策を講じましょう。

【顔合わせパターン】

最終面接の場が経営者や役員など採用決定者との「顔合わせ」の場になっているパターンです。
採用を前提とした話し合いが行われることが多く、「最終面接=ほぼ合格」と誤解させてしまうパターンでしょう。
しかし、顔合わせ型の場合は面接官となった相手とのフィーリングが重視されるため、スキルや経験よりも会社に合うか、馴染めそうかなどで判断されがちです。

このパターンの場合は企業研究を深掘りし、経営者の考えや企業ビジョンに共感している姿勢や、一緒に働く人間として好感が持たれるような受け答えができるように対策しておきましょう。

【最終選考パターン】

応募者を絞り込むための最後の選考面接、まさに最終面接の言葉通りのパターンです。
最終選考に残った応募者が複数名いる場合は、絞り込みのためにこのパターンがとられます。
ライバルと比較される際に、経験やスキル、自己PR、入社意欲など一次・二次面接でも行われたような質疑が行われるため、自分自身について再確認し、一次・二次の面接同様に気を抜かないで挑みましょう。

なお、最終選考パターンの場合の面接官に経営者や役員が列席している場合も多々あります。
最終面接の面接官となる経営者や役員層は年配の方も多いため、ビジネスマナーも重要視されています。
特に社会人としての経験がある中途採用の場合は、言葉遣いや立ち居振る舞いなどはチェックされて当然です。
ライバルと比較される中で、顔合わせパターンの対策と正しいビジネスマナーも効果的に出すことで、プラス評価を得られるようにしましょう。

最終面接=合格=内定にならないパターン

晴れて最終面接に合格しても、残念ながら内定が出ないというパターンもあります。
特に外資系企業の場合では日本支社での最終面接に合格しても、本国の人事担当者の承認が得られなかったり、急な事業の方針転換により採用自体がなくなってしまうようなケースもあるのです。
また、日本企業であっても最終面接の合格後に入社時期や年収などの調整が上手くいかず、内定が流れてしまったというケースもあります。
あまり考えたくないことですが、最終面接に合格しても「内定」が出るまでは気を抜かないこと、転職活動を止めないことが重要です。

転職活動のゴールは最終面接ではない

最終面接の案内が来た時点で「ほぼ合格!」と考えてしまうことの危険性はおわかりいただけたでしょうか。
転職活動のゴールが見えたことで気持ち的に安心してしまうこと、気が緩んでしまうこともわからなくはないのですが、
「最終面接までたどり着いたのに落ちてしまった」
「やっとゴールが見えたのに、また一から転職活動をしなくては…」
ということにならないように、最終面接合格に向けてしっかりと対策を練りましょう。
そして最終面接に合格しても、内定が出るまでは気を抜かないようにしましょう。