履歴書写真は印象が大事

転職活動に欠かせない書類が履歴書です。
この履歴書に貼る写真を、みなさんはどのように用意しているのでしょうか。

履歴書に貼る写真は、企業の採用担当者へ転職希望者の雰囲気を伝えるための最初の窓口として重要な役割を担っています。
当然のことながら良い印象を持ってもらえた方が、転職活動も円滑にスタートできることでしょう。

そこで、こちらのページでは、企業の採用担当者の方に好印象を持ってもらうために押さえておきたい履歴書写真の正しいルール、履歴書写真の撮り方や、NG写真のポイントについて解説します。
ご自身の履歴書の写真が気になっていた方は、この機会に履歴書写真について撮り直してみてはいかがでしょうか。

履歴書写真のルールとは？

まずは履歴書に貼る写真の基本的なルールについてご紹介しましょう。

基本サイズは横3cm×縦4cm

写真の貼り付け枠のサイズは履歴書によって異なりますが、市販の履歴書の場合、ほとんどが縦4cm、横3cmを規定サイズとしています。
写真の枠に対して、写真のサイズが小さすぎる場合や、枠をはみ出してしまうほど大きいサイズの写真を貼り付けることがないように気をつけましょう。

写真館やスピード証明写真では撮影の際にサイズ指定ができますので、「履歴書用サイズ」で撮るようにしましょう。
また、自分で撮影する場合には規定サイズに合うようにトリミング加工を行って貼るようにしましょう。

写真は3ヶ月以内に撮影したもの

履歴書に貼る写真は、3ヶ月以内に撮影したものとされています。
これは顔の印象が大きく変わらない期間を3ヶ月と考えているためで、仮に半年経っていても見た目が変わっていないと思われる場合でも、現在の自分の印象とは変化があるケースもあります。
できるだけ3ヶ月以内の写真を使用しましょう。
なお、3ヶ月以内に撮った写真がある場合でも、その間に髪型や体型などが変わった際は、再撮影したものを使用した方がベストです。

写真は無帽・目線有り

履歴書に貼る写真は、本人確認できることが前提です。
当然のことながら本人確認ができない帽子やサングラスをかけたままの写真はビジネスの場でなくてもマナー違反です。
普段から使用している眼鏡なども、奇抜なもの、色付きのものなどであれば、写真用に写りの良いものに変えてみましょう。

また、姿勢は正面を向いたアングルで、カメラ目線であることが望ましいです。

背景色に注意

履歴書写真には余計なものの写り込みはマナー違反です。
人物の背景色は白・青・グレーが基本となっており、写真館やスピード証明写真でも背景色が選択できます。

以下の「カラー別おすすめポイント」も参考になさってください。

白：背景色の定番カラー。明るくフレッシュな印象を与えることができる。
青：さわやかな印象を残すカラー。表情が分かりやすく写ることもポイント。
グレー：落ち着いた印象を出したいときにおすすめのカラー。顔つきもくっきりと写る。

失敗しない履歴書写真の撮り方

次に失敗しない履歴書写真を撮るために注意しておきたいポイントや、撮影時にできるおすすめのテクニックなどをお伝えしましょう。

服装

履歴書写真を撮る際は、男女問わずにスーツが基本です。
一般的なカラーは男女ともに黒や紺系です。

女性の場合はインナーには白のブラウスやシンプルなカットソーが良いでしょう。
胸元が開きすぎないように注意してください。
また男性の場合、無地の白シャツに派手すぎないネクタイなどの方が良い印象を与えることができます。

髪型、メイク

髪型の基本は、清潔感のあるまとめ髪で人相がわかるように目元をしっかりと見せることがポイントです。

男性の場合は整髪料などを使い、きちんと整えましょう。
髭の処理も忘れずに、剃り残しには注意してください。
女性の場合は前髪で顔が隠れないようにし、長い場合はピンなどで留めましょう。
また、メイクはナチュラルメイクで、派手な化粧は控えましょう。

姿勢

姿勢にゆがみが出ないようにするには、耳と肩の位置を直線でそろうように背筋を伸ばすときれいに見えます。
胸も張り、顎も引くとバランスの良い写真が撮れます。

表情

自然な表情が撮れるように、事前の練習が大切です。
鏡を前にし、自分の良さが出る自然体の笑顔を見つけておきましょう。
口角を上げる練習をすると笑顔が作りやすいです。

履歴書のNG写真とは？

転職活動のスタートが「写真落ち」ではもったいないことです。
上記に挙げた良い印象を与える写真とは逆の「NG写真」とはどのようなものか押さえておきましょう。
あなたの手元にNG写真がないか、確認してみてはいかがでしょうか。

 NGポイント

◆髪色の明るさ＆アレンジ
業界や職種にもよりますが、明るい色の髪は良い印象を得られません。
ビジネスの場で活躍してくれる人材を選考しているので、ビジネスの場に相応しい髪型を心がけましょう。

◆奇抜・斬新な小物
眼鏡、ネクタイ、アクセサリーなど普段から使用しているものも、ビジネスの場においてはマナー違反や良い印象を持ってもらえないものもあります。
印象が強い小物類が小さな写真内に納まっていると、被写体以上に目立ってしまいます。

◆だらしない印象
寝ぐせがそのままだったり、ボサボサでまとまりのない髪だったりしては、清潔感を感じることはできません。
また、スーツやワイシャツのしわなどが目立つようではだらしない印象も。

履歴書写真で書類選考を勝ち抜こう！

履歴書写真は求職者の雰囲気を伝えるための重要なツールです。
服装や髪形、姿勢や表情などを変えるだけで、人の印象は大きく変わります。
上記に挙げた撮影の際のポイントをしっかりとおさえ、良い印象を与えられる履歴書写真を用意しましょう。
そして良い印象の残る写真で書類選考を勝ち抜き、次の選考へと進みましょう。