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高卒だって諦めない!高卒者が転職活動を成功させるためのポイント

高卒者の転職事情

転職活動を考える方の中には高卒者の方もいらっしゃいますが、

「高卒では転職が難しいのでは?」
「大卒ではないと不利だから・・・」

と転職を諦めていた方も少なくはないようです。
確かに日本はまだまだ学歴を重視する風潮があり、求人情報を見ても大卒者であることが条件という企業も存在します。
また、はっきりと大卒条件と書かれていなくても、高卒者の方の転職は厳しいというのが現状です。

しかし、転職市場には高卒者であってもさらに未経験であっても転職しやすい業界や業種があります。
高卒者の転職活動にはコツがいりますが、ポイントをつかめば転職活動をスムーズに進めていくことも可能なのです。

そこでこちらのページでは、高卒者が転職活動を成功させるためのポイントをお伝えしていきましょう。

高卒での転職活動が難しいワケ

まずは高卒者の転職活動が厳しい理由について把握しておきましょう。

現実問題として転職市場において、大卒者が多数を占める現在では、求人の募集要項に「四大卒以上」、「短大卒以上」、「高専卒以上」などの条件を掲げている求人が多数あります。
特に大手企業ほど高卒の募集は皆無といってよいほどで、高卒者であるというだけで転職企業の選択肢が一気に狭まるという状況です。

なぜ高卒者の転職受け入れが難しいのかを調べてみると、以下のような要因が挙げられます。

早期離職の可能性への懸念

採用担当者の偏見では?と思われそうですが、実は大卒者と高卒者の離職者の割合を調べると、大卒者の3年以内の離職者は3割ほどに対し、高卒者の3年以内の離職者は約4割だそうです。

高校卒業後にすぐに就職した高卒者の周囲には、専門学校や大学などへ進学し、学生としてアルバイトやサークル活動、仲間内での遊びを楽しんでいる友達も少なくありません。

「なぜ自分だけ働いているのか?」
「友達が楽しく学生生活を送っているのに、朝から働くなんて…」

と、働くことに対してのモチベーション低下や不満などから離職してしまうケースも往々にしてあるのです。
このような事実が影響し、高卒者は早期離職の可能性が高いと思われ、敬遠されてしまうのです。

学習意欲の低さに対する懸念

高卒を選んだ理由は人それぞれでしょうが、

「勉強が苦手だったのでは?」
「勉強をしたくなくて進学せずに就職したのでは?」

と、思われることもないわけではありません。
「高卒だから勉強に対する意欲がない」と思われてしまうと、「仕事に関する勉強や資格の勉強も苦手意識から意欲的に学習しないのではないだろうか」とも考えられてしまい、マイナス評価を受けてしまうこともあります。
転職活動を行う際には、高卒を選んだ理由をしっかりと示せる準備をしておきましょう。
また、個人的に資格の勉強をしているなど、意欲的な面を見せられる行動を起こしておくことも良いでしょう。

高校卒業後の過ごし方に対する懸念

高卒者の中には卒業後すぐに就職し、同じ職場で長く働いている方も当然いらっしゃいます。
しかし、そのような方がいる一方で、高校を卒業後に就職したものの早期離職して、そのまま就職していないケースや、卒業後は就職をしないでフリーター生活を送っていたケースなども少なくなく、企業の担当者としては良いイメージを持てないというマイナスの評価が影響しているようです。

高卒者が転職活動を成功させるためのポイント

では、実際に高卒者が転職活動を成功させるためには、どのようなポイントを押さえた準備や転職活動を行えば良いのでしょうか。

実務経験を積む

職場で実務経験を積み、転職活動に入る前にできるだけ多くの経験と知識を身につけておくことで、大卒者や専門学校卒者に勝るアピールポイントを武器にしましょう。

資格取得・スキルアップ

転職を希望する職種で必要とされる資格やスキルを取得しておくことで、即戦力として働ける人材であることや、業務に対して熱意があること、自ら学ぶ姿勢があることなどをアピールできます。

資格取得のためにお金がかかる、勉強時間に費やすなどの必要が出てきますが、転職活動に活かせるうえ、転職後に資格手当などで年収アップも見込めます。
自分の将来への投資だと思って身につけられる資格やスキルは手に入れておくと良いでしょう。

転職先を実力主義の企業へ

実力主義の企業であれば学歴に関係なく、業務成果をあげた社員が評価してもらえます。
しかし、企業に転職するために、

「どのような実績を持っているのか?」
「前職でどのような経験をしたから、入社後に成果を上げられるのか?」

を担当者に納得してもらうことが必要となります。
学歴が必要なくとも、実力があることを認められなくては転職できません。

経験を活かせる同業界・同職種を選択

現職の業界や職種に不満がなかったり、他に希望する業界・業種がなかったりするのであれば、転職先を現職と同業界・同職種などに絞って転職活動を行うことも成功のコツです。
前職で培った経験やスキルがそのまま活かせることは、転職希望者の武器であり、アピールできるポイントです。

転職活動は慎重に

高卒者が業界・業種にとらわれず、「とにかく転職したい!」という場合には、「学歴不問」・「未経験者歓迎」という求人にチャレンジすることが転職への近道です。

しかし、長く続けられない仕事、自分には合わない仕事に慌てて就く必要はありません。
それは結果として「高卒者は早期離職する」を裏打ちし、高卒者のイメージを崩すことに他ならないのです。
何よりも、転職者自身が満足のいく転職でなければ、再度の転職、再再度の転職の際に結果的に自分の首を絞めることになるでしょう。

高卒者の転職活動には成功のポイントがあります。
しっかりとコツを押さえ、自分の武器を活かした転職活動を行うようにしましょう。