実績ない転職活動とは
転職活動をはじめようとしても、社会人として自分にアピールできる実績や経験がないことで悩んでいらっしゃる方も多いようです。
特に社会人経験の浅い転職者、第2新卒者などにあたる方は、それに代わる自己紹介でアピールしたり、ご自身の強みやポテンシャルをアピールしたりして勝負するしかありません。
そこでこちらのページでは、アピールできるような実績がない方も、採用担当者に好印象を持ってもらえるポイントをご紹介していきます。
転職活動は実績が全てではありません。
ご自身の人柄や仕事へ意欲を精一杯伝え、転職のチャンスを勝ち取りましょう。
実績ない状態でもできる準備
転職活動の面接の場とはいえ、いきなり実績から質問してくる面接官はいません。
まずは簡単な自己紹介からはじまるのが通常の流れです。
面接の場でアピールできるポイントを押さえるために、事前に準備しておきたいことをピックアップします。
自己紹介のパターンを数パターン準備する
面接の形式は企業によってさまざまです。
アイスブレイクが上手い企業では、話しやすい雰囲気の場を作ったうえで面接をスタートしてくれるでしょうし、気さくな面接官もいれば淡々と質問してくる面接官の場合もあるでしょう。
個人面接とは限らず、複数名の応募者で構成されるグループ面接を行う場合もあるかもしれません。
また、自己紹介の時間が30秒だったり、1分だったり、3分だったりと、時間制限を設けられるケースも考えられます。
どのような面接のケースであっても臨機応変に対応できるように、自己紹介のパターンをいくつか考えておくとよいでしょう
入念な企業研究を行う
転職活動において重要な「企業研究」ですが、企業研究の成果がもっとも発揮されるのが面接の場です。
応募企業のことについて詳しく知っているほど、採用担当者に好印象を持たれることは間違いありません。
その企業について細かい部分までを調べているということは、企業への志望意欲や仕事へのやる気の表れにもつながります。
企業と応募者の共通点が多ければ多いほど、採用担当者は応募者に関心を持ちますし、面接中の話題も盛り上がりやすくなることでしょう。
なによりもアピールできる実績のない方にとっては、企業研究の成果は自身を効果的にアピールできるチャンスとなるでしょう。
詳細な職務経歴書を準備する
実績がなくても、職務経歴書の職務内容は、丁寧にできるだけ細かく記入しましょう。
経験した業務内容から自身の強みを引き出し、採用担当者にアピールすることができます。
面接時に自己紹介で長所や強みを伝えきれなかった場合でも、詳しい職務経歴書があなたの手助けをしてくれる可能性は否めません。
職務経歴書も気を抜かずに準備し、あなたのアピールにつなげるツールとして役立てましょう。
応募企業への質問事項を考えておく
面接の終盤、面接官から応募者に「何か質問はありますか?」と逆質問を促されることは常です。
その時に質問をすることができれば、面接官は「自社への興味を持っている応募者である」ととらえることでしょう。
「特にありません。」
「大丈夫です。」
と返答してしまうと、興味を持たれていないと思われてしまいます。
質問は企業研究したことを活かし、最低でも3つか4つは用意しておくと良いでしょう。
実績がなくてもこれでアピール
つぎに、実績がない方がどのようなことでアピールすればよいのかを考えていきましょう。
人柄をアピール!
あなたの人柄をアピールすることは、実は重要です。
誰と働きたいか、企業の風土に合っているか、職場の雰囲気に馴染めそうかなどもみられているのですから、気持ちの良い人柄、印象の良さは大切なのです。
円滑な業務を行ううえでも、人間関係は良好であるに越したことはありません。
あなた自身の人柄からも、アピールできる点をつなげていきましょう。
業務での工夫をアピール!
どのような業務であっても、合理的に行うコツやスムーズに回すこつなど、仕事をしていく上でのコツがあることでしょう。
具体的なエピソードなどを用いて「積極的な姿勢で業務の負担を減らそうとしている」、「効率化を目指して努力している」などとアピールできると、「業務内容が変わっても、その姿勢を活かして自社でも活躍してくれるのでは?」と、期待を持ってもらえることでしょう。
実績なしでもやってはいけないこと
実績がないことで不安に思われても、実績がないことが応募者の人間性を否定するものではありません。
転職活動で不利に思う点があっても、それをカバーできる方法もありますし、実績がなくても転職活動を成功させた方はたくさんいらっしゃいます。
転職活動の際には以下のようなことを行わないように注意しましょう。
嘘をつく
当然のことながら、実績がないからといって履歴書や職務経歴書に嘘を書いてはいけません。
書類選考の時点では採用担当者に嘘がバレないかもしれませんが、面接に進んだ際に具体的な質問をされた際にバレてしまう可能性が大きいです。
実績欄を空欄にする
書ける実績がないとはいえ、履歴書に空欄があってはなりません。
空欄で出しては、採用担当者にマイナスの印象しか与えないでしょう。
上記に挙げたような、仕事上の工夫や仕事をするうえでの自分の姿勢など、アピールできる欄は存分に活かしてください。
実績以外のアピールポイントを逃さない!
業務上の実績がない場合でも、あなたの良さは必ずあります。
応募企業にアピールできるポイントを広く拾い上げ、あなたの良さを応募企業に知ってもらいましょう。
そのためにも、面接の場ではできるだけ笑顔で明るくハキハキと話し、清潔感のある服装とマナーを守るところからはじめましょう。