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会社を辞めてから行う転職活動!そのメリット・デメリットとは?

退職後の転職活動

「転職活動は仕事を辞める前にはじめた方が良い」と言われています。
事実、在職中に転職活動をはじめた方の方が、退職後の方の数を上回っています。
これは在職中に転職活動をする方がリスクを抑えられ、精神的な面からも落ち着いて転職活動を行うことができるからです。

しかし、実際には
・現職が多忙で転職活動の時間が取れなかった
・企業倒産、失業などにより離職後の転職活動しか選択肢がなかった
・病気などの理由により、現職を続けることが難しかった

というような事情をお持ちの方もいらっしゃいます。
一般的には在職中から転職活動をスタートさせることを勧められますが、やむを得ず退職後の転職活動を選択された方のために、

◇仕事を辞めてから転職活動をする方が良い方とは?
◇退職後の転職活動のメリットやデメリット
◇辞めてから転職活動を行う場合のポイント

などの項目を挙げ、解説していきましょう。

仕事を辞めてから転職活動をする方が良い方とは?

すべての人が在職中から転職活動をスタートさせた方が良いわけではありません。

たとえば、

・人手不足の業界での仕事を希望している方
・特別なスキルや経験、資格を持っている方
・次の仕事の目処が立っている方

などは、現職の仕事を辞めてから転職活動をはじめても、すぐに次が決まる可能性があり、それほど転職活動に対しての心配や問題はないことでしょう。

また、現職の職場環境が良くない方も、無理をせずに仕事を辞めてから転職活動を行う方がおすすめです。
例えば、

・職場でさまざまなハラスメントが起きている方
・病気を抱えている方、
・続けることが難しい家族の事情をお持ちの方

などは、ご自身が抱えられるストレスも多く、現職を続けることで心身に影響を及ぼす可能性も考えられます。
転職理由として考えた場合も、辞めざるを得ない理由として納得できるものなので、採用で不利になるとは考えにくく、退職後の転職活動をおすすめします。

退職後に転職活動をするメリットとデメリット

次に、仕事を辞めてから転職活動を行うことでもたらされるメリットとデメリットを見ていきましょう。 

メリット

転職活動に十分な時間を取れる

最大のメリットは、転職活動に自分の時間を割けることです。
仕事を気にすることなく、十分な時間を確保できるため、転職活動に集中できるでしょう。
たとえば応募書類や面接対策などの準備を整えることもできれば、面接日程の調整も困ることがないため複数の企業の面接をまとめて受けることもできます。
また、転職活動をしながら資格を取得することもできます。

採用後、すぐに働ける

内定をもらったときに、内定先企業の都合に合わせ柔軟に対応できるのも、仕事を辞めているからこそのメリットです。
在職中の転職活動では、内定をもらっても在職企業との退職交渉、業務の引き継ぎなどに時間がかかってしまうケースもあります。
こうなると入社日まで日が空いてしまうどころか、入社日がなかなか決まらないという場合も起こりえます。
急募案件の求人への応募も可能となり、「すぐに働ける」ということが企業へのアピールにもなります。

失業手当がもらえる

在職時に雇用保険に一定期間加入していた場合、退職後に失業手当を受け取ることが出来ます。
受け取ることができるまで一定期間空きますが、雇用保険の加入年数によって90日から最大150日間受け取りが可能となります。

デメリット

職歴ブランクができる

職歴のブランクは転職活動において最大のデメリットです。
空白期間が半年以上ある場合、選考で不利になる可能性もあります。
仕事をしない期間が長引くほど、採用担当者からはマイナスイメージを持たれてしまうことでしょう。
転職活動者自身も転職に対する熱意を失ってしまったり、ブランクが長引く焦りから安易な活動をしてしまったりというリスクも考えられます。
一般的にブランク期間は選考においてマイナスイメージを持たれてしまうものです。
ブランク期間の理由を納得してもらえるように説明できるようにしておく必要があるでしょう。

収入がなくなる

当然のことながら会社を辞めれば収入がなくなります。
転職が決まるまで、貯金などを切り崩し、生活を維持することになります。
貯金額にもよりますが、転職活動が長引くほど、金銭的な面から生活に支障をきたすうえ、精神的にも辛い状況が続いてしまうことでしょう。

劣等感・焦燥感を抱きやすい

退職してしまえば、「無職」です。

・元同僚が出世した
・友達が結婚し、マイホームを手に入れた
・部下が昇進した

など、自分の置かれた環境と周囲の状況を比べてしまい、精神的な余裕がなくなることで劣等感や焦燥感を抱きやすくなってしまいます。こうなると

何が何でも転職しなくては!
早く内定をもらわなくては!

と焦ってしまい、本来の希望を見失った転職活動へと走ってしまう場合もあります。

足元を見られる可能性がある

企業の中には、無職の転職活動者に対して居丈高に接する採用担当者も存在します。

無職だから早く内定が欲しいだろう
すぐに仕事に就きたいだろうから、多少の無理も大丈夫だろう

などと足元を見られてしまい、年収の交渉や労働条件の希望なども思うように叶えられない可能性があります。
採用活動においては、新卒採用、中途採用に限らず、どうしても求職者側が弱い立場になってしまうため、希望通りとはいかない転職になる可能性も否めません。

退職後の転職活動もポイントを押さえて成功へ!

退職後に転職活動を行う場合、転職先が決まり給与が入るまでの一定期間、生活に困らない程度の貯金が必要となります。
概ね3ヶ月程度の生活費を目安に準備すると安心できるでしょう。

また、ハローワークで失業保険の申請を行うことも忘れてはいけません。
自己都合退職の場合は一定期間おいてからの支給になりますが、転職活動が長引くことも考え、手続きをしておきましょう。
そして転職期間のゴールをある程度決め、スケジュールを組んで積極的に活動しましょう。