転職活動のキーポイントとなる自己PR
転職活動ではさまざまな応募書類を作成することになります。
書類の中でも自己PRは応募企業に自分をアピールできる重要な項目の1つです。
しかし、この自己PRをいざ書くとなると、
「何を書けばいいの?」
「自己PRと自己紹介って何が違うのだろう?」
と頭を抱えてしまう方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこちらのページでは、転職活動に役立つ自己PRの書き方や、参考となる例文をご紹介していきましょう。
ぜひ企業の担当者に好印象を与える自己PRを作るための参考になさってください。
効果的な自己PRの書き方とは?
応募書類書は転職活動の第一関門で、企業側から
「この人に会ってみたい」
「どんな人なのかもっと聞いてみたい」
などと興味を思ってもらい、次の選考に進むための重要なツールです。
また、面接に進んだ際には企業側からの質問を促すチャンスを生み出するツールでもあります。応募書類に書く際には、面接に臨むケースも想像し、応募書類に記載した内容で終わりにするのではなく、会話としても詳細を上手く伝えられるように自己PRを準備しておきましょう。
効果的な自己PRを書くには、以下の手順をもとに考えてみましょう。
◇箇条書きで伝えたいアピールポイントを挙げる
◇アピールしたい内容の根拠を明確にする
◇アピールポイントが応募企業にどのようなメリットを与えるかを考える
なお、文章の量は記入欄の7~8割程度を埋めるつもりで、1文は長くても3行程度に抑え、誤字・脱字などのミスは絶対にないように注意しましょう。
また、自己PRを書類に書くときは、レイアウトを意識することも重要です。
読みやすい応募書類は企業の担当者に好感を与えます。
自己PRの例文集
次にアピールしたい内容別に、自己PRの例文をご紹介します。
コミュニケーション能力
「コミュニケーション能力」は、相手の意図を正確に理解するだけでなく、自分が伝えたいことを相手に分かりやすく、理解してもらうため能力です。
聞く、理解する、話すなどのさまざまなコミュニケーションの要素を駆使し、相手の気持ちに配慮した行動をとれること、誰とでも良好な人間関係を築くことができることを「コミュニケーション能力」として評価します。
自己PR :コミュニケーション能力
私の強みは、誰とでもすぐに打ち解けられるコミュニケーション能力です。
営業職としてさまざまなお客様と接する中で、お客様の興味がある分野を見つけたり、共通の話題を探したりしながら、緊張をほぐしてその場を和ませることができます。
お客様に非常に気に入っていただくことも多く、「担当が君だから任せるよ」との声をいただくこともありました。
幅広い年齢層のお客様を持つ貴社の一員になれましたら、この強みである自己PRを活かし、お客様に寄り添える営業スタッフとして貢献したいと考えています。
柔軟性
「柔軟性」とは、規則や自身の意思、主張などにこだわりすぎることなく、置かれた場の状況や変化に応じた適切な判断をその都度下し、適切な行動ができることを指します。
自己PR:柔軟性
現職において、私はさまざまな物事に対し、柔軟性を持って対応することを心がけてきました。
特にお客様との対応の際には、お客様一人ひとりにあった対応を心がけ、お話を通してお客様のニーズをくみ取り、最適と思われる提案をしてきました。
今後もお客様の状況やニーズに合わせ、柔軟な対応できるように努力していきたいと思います。
調整力
「調整力」とは、上下関係がある場や主張が異なる人間が集まる場において、その場にいる人間の意思疎通の橋渡しを自ら行い、みんなが納得できる解決策や妥協点を見つけ出し、同じ目的に向かうサポートができる能力のことをいいます。
自己PR:調整力
私が自信を持っている能力は「調整力」です。
新規プロジェクトのリーダーを務めた際に、プロジェクトメンバーの意見が対立することが多々ありましたが、対立している双方の考え受け止め、双方が納得できる解決策を見つけたり、双方が気持ちよく話し合える環境を作ったりすることに注力してきました。
このおかげでメンバー間の対立は徐々に減り、メンバーからの信頼も得ることができました。
この調整力を活かし、貴社でも職場の仲間が円滑な業務を遂行できるよう、貢献していきたいと考えています。
自己PRで転職活動を有利に!
企業の担当者は、まず応募書類の自己PRを見て、求職者が自社のニーズに合った人材か、仕事内容への適性があるかなどを確認しています。
応募書類での自己PRでは、仕事への積極的な姿勢やこだわり、強みをアピールして興味を持ってもらいましょう。
面接の際には、質問されても自信をもって自分の魅力を伝えることができるよう、自己PRはきちんと整理しておくようにしましょう。
この機会に印象に残る自己PRを用意し、転職活動を有利に進めてみてはいかがでしょうか。